「秋田県西組同朋総会」のご案内

さて、このたび下記の通り同朋総会を開催いたします。同朋総会は僧侶や寺族・門徒が共に同朋として「聞法」する場です。今回は、その「聞法」ということを確かめていきたいと思います。



日 時 2024年6月4日(火)13:30~16:30
会 場 西法寺
      秋田市大町三丁目5-26(℡ 018-862-3333)
講 師 三橋尚伸氏(真宗大谷派僧侶・産業カウンセラー)
講 題 「聴く事(傾聴)とは、自己を知り、他者を知る事
~釈尊が苦しむ人に対して、
どの様に対応しているかも見てみましょう~」

(講師の三橋さんからのメッセージ)
私達は、常に「聞法」という言葉を使っています。では、どのように聞いているでしょうか? 例えば、相手が著名な先生と呼ばれる人の場合や、子供だった場合等の様に、外見・肩書等によって聞く態度が変っていませんか? 実際に、話し手が釈尊だから、親鸞聖人だから聞けるのだという人も多く見受けられます。
目の前にいて話している人は、皆さん「私を映し出してくれる鏡」ではないでしょうか? 今回の研修では、少ない時間ではありますが、傾聴と言われている基本的な考え方と技法も含めて、カウンセリング・マインドについて学んでいただければと考えています。この学びは、西洋の心理学という枠に閉じ込められているものではなく、仏教にも通ずる重要な考えが含まれていますし、観経を読んでいれば、正にカウンセリング・マインドのやり取りが描かれています。近年になって、やっと宗派でもカウンセリング・マインドや技法が必要であると気付き、教え始めている様ですので、先ずは基本的な事を、是非皆様もこの機会に知って頂けると嬉しいです。