能登半島地震ボランティア報告(2024年5月22日)

秋田県西組から有志の方が継続して能登半島へボランティアに訪問しています。参加した浄専寺の結柴依子さんからご報告いただきましたので、掲載いたします。

2024年5月22日  珠洲市正院町旧飯塚保育所
居酒屋 40人

 真宗大谷派奥能登ボランティアセンターの長田浩昭さんのコーディネートで、チーム秋田ははじめて居酒屋をやらせていただきました。秋田西組から源通寺の須田俊孝さん、西法寺の佐々木孝隆さん、浄専寺の結柴依子が参加しました。
 珠州の避難所や在宅避難では現在、地元の飲食店を支援するために夕食はお弁当配給となり、炊き出しチームの出番が減ってきています。そこで、夕食後に一杯飲みながら地域の皆さんが交流できる場所として、今後は居酒屋支援を推していこうということになり、その第一弾でした。秋田で有名なトラック野郎の聖地、館の丸食堂のホルモン焼きや旬のじゅんさい鍋、いぶりがっこや焼き鳥やイカ焼きなど、秋田名物を中心にたくさんのメニューを考えて仕入れをしてくれた須田住職には感謝でいっぱいです。法務で忙しい佐々木副組長も来てくれたのには本当にびっくりで嬉しかったです。他にもメンバーは長田さんご夫妻、北陸門徒ネットの宮地さん、加賀田さん、南加賀チームの加藤くん、面くん、愛知から十河さんなど、全国各地からバラエティ豊かなメンバーが集結し、楽しい居酒屋を開店することができました。
 初めての試みだったこともあり、少しバタバタしたりもしましたが、とにもかくにも参加してくれた地元の方々のなんと嬉しそうな顔、楽しそうな雰囲気!!スタッフ一同「本当に来て良かった!」「やって良かった!」と心から思える活動でした。
 珠州では最近、夕食用に配布されるお弁当は避難所におられる方のみで仮設住宅に入居できた方や在宅避難者にはもう配布されなくなったそうです。避難所に来ればみんなもらえていた時は会って会話もあったそうですが、そういうのもなくなりつつあったようで、本当にみなさん久々の再会に嬉しそうで、閉店になってもまだ名残惜しそうに立ち話をしていたのが印象的でした。
 被災地での居酒屋、とても良いと思います!
 神和住にある真宗大谷派奥能登ボランティアセンターから居酒屋場所である正院町旧飯塚保育所(避難所)まで向かう途中、大きな津波が来た宝立町鵜飼の視察もさせていただきました。能登町出身の長田さんのガイドで現地の状況を見ることができたのも大事な経験でした。写真や映像で見るのとでは全く違います。
 元旦から時が止まった状態の場所が能登にはいくつもあります。長い支援が必要です。
 秋田の皆さん、良かったら一緒に行ってみませんか?
 お問い合わせは結柴と須田まで。
(連絡先 結柴依子 メール yorizoo202@isis.ocn.ne.jp 電話080-1014-3979)

じゅんさい鍋を調理する須田俊孝さん
じゅんさい鍋を調理する須田俊孝さん
ネギを切る佐々木孝隆さん
ネギを切る佐々木孝隆さん
準備をする結柴依子さん
準備をする結柴依子さん
居酒屋の様子
居酒屋の様子
津波の跡が残る建物
津波の跡が残る建物